今までの道具・装置を手放す。さぁ、どうする?

みなさん、
お久しぶりです!
元気にしていますか?
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今日はここで、みなさんに私の師匠、彼女の名言を紹介し、それに対するいくつかの質問を出し、そして、その名言について少しお話したいと思います。

 

私は今年の3月アメリカで開かれたクリッカーエクスポ(Clicker Expo)に参加しました。
とても価値のある、大切な、忘れられない、楽しい、勉強になる時間を過ごしました。

 

今年は、馬部門もありました!
レクチャーは犬だけではなく、すばらしい馬のトレーニングのレクチャーがありました。

 

私の師匠である、ペギー・ホーガン、も今まで彼女がしてきたこと、そして今していることについて素晴らしいレクチャーをしてくださいました。
ペギーは、私を馬のクリッカートレーニングの世界に最初に導いてくれ、そして行動変容の科学である行動分析学をより深く学ぶように提案してくれた方です。
疑いもなく、彼女のアドバイスを受け、北テキサス大学に編入しました。
それから、私はこれを学ぶためにアメリカに来たんだ、と思うぐらい行動分析学が好きになりました。
大学の教授が行動と環境の関係を説明するときに使う一つ一つの言葉が好きです。
彼らが、環境を分析して行動を変えていくやり方も好きでとても勉強になります。
行動分析学者の行動の見方・分析のしり方がとてもしっくりきます。

 

ペギーに出会わないと入っていないこの世界。
ペギーには感謝しきれません。
本当にありがとうございます!
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さ、今日のお話に進みましょう!

 

Clicker Expoで、ペギーは“Trailer loading: Load up with fun”(馬運者に乗る:楽しく乗る)というレクチャーをこの言葉で始めました。

 

私はリードロープを手放し、馬が自由に動き回れる環境でトレーニングすると決めました。
さぁ、どうする?
一番知っているプレッシャーを使うやり方を使わないで、どうやったら馬が行動を出せるように
するのか?

 

この言葉を掘り下げる前に、いくつか質問があります。

 

質問:
1. あなたはどんな道具・装置を使ってトレーニングしていますか?
(トレーニングで使っている道具・装置をすべて挙げてみてください)
2. なぜそれらを使いますか?
3. どうやってそれらを使いますか?
4. それらを使うとき、それらがあなたの行動、そして動物たちの行動にどのような効果・影響があると思いますか?
5. ペギーのこの言葉にはどういう意味が含まれていると思いますか?
6. この言葉は何かから何かへの移り変わるときの質問ですか?
     ハイと答えた方、どうしてそう思いましたか?何から何への移り変わりだと思いますか?
     イイエと答えた方、どうしてそう思いましたか?
7. この言葉は、トレーニングで動物や学習者に道具・装置を使う前に自分に問いかけるいい質問だと思いますか?
     ハイと答えた方、どうしていい質問だと思いましたか?
     イイエと答えた方、どうしてそう思いましたか?
8. リードロープを必要としない、他のトレーニング方法があると思いますか?
9. 今あなたが使っているトレーニング方法や道具・装置ではない他のトレーニング方法があるかもしれないと思ったことはありますか?

 

よくできました!おつかれさまでした!!!

質問を読んで、それらに答えていただき、ありがとうございました!

答えた行動を強化するため、クッキーまたは好きなもの・ことをしてください!

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ペギーからこの言葉を聞いたとき、いろいろ考えるようになりました。

 

動物・人とトレーニングするとき、どんな道具・装置を使うか、なぜそれらを使うか、どうやってそれらを使うか、それらが動物たちの行動にどんな効果・影響があるのか、これらを考えることは、とっても大切だなと思います。

 

ペギー・ホーガンの経歴:
昔、クリッカートレーニング・正の強化のトレーニングをする前、彼女は負の強化のトレーニング、ナチュラルホースマンシップ、を使い馬たちとトレーニングしていました。
ナチュラルホースマンシップとは、簡単に言うと、プレッシャー・リリースのテクニックです。トレーナーが馬にプレッシャーをかけて、トレーナーが望む行動を誘発します。もし馬が望ましい行動をとると、その直後プレッシャーをリリースする・解放します。このプレッシャーからの解放が行動を強化します。なので、プレッシャーを解放する行動は将来同じような環境・状況で起こるようになります。
行動分析学では、これを負の強化と言います。
このとき、ペギーは無口、リードロープ、鞭などを使い馬たちとトレーニングしていました。

 

彼女が正の強化をトレーニングに取り入れ始めると、今まで使っていたトレーニング道具・装置を手放しました。

 

彼女が言ったこの言葉は、負の強化から正の強化への移り変わりのときの言葉だなぁと思いました。

 

今まで使ってきたトレーニングの道具・装置を手放し、彼女は他の方法でトレーニングしました。
シェーピング(Shaping)と言われるテクニック・アプローチです。

 

今までのトレーニング道具・装置を手放す代わりに、クリッカートリーツをトレーニング道具として使いました。
(クリッカーとは、 “カチッ”となり具体的な行動をマークできる装置です。この“カチッ”という音と食べ物を対提示することで、クリッカーは第二次強化子となります。トリーツはクリッカーが鳴った後、動物に届けられます。第一次強化子と言われます。)

 

 

ペギーは、クリッカーとトリーツという新しい道具とシェーピングという方法で、馬が自由に動き回れる環境でトレーニングしはじめました。
馬たちは行動後に何か好きなものを得られる、そんな行動を馬たちが自発的に出せるような環境でトレーニングをしはじめ、それ以来シェーピングというアプローチでトレーニングをしてきました。

 

“シェーピングを使うと、行動を誘発するスキルと行動にキューをつけるスキル、どっちも求められ、チャレンジだね!!”と彼女は言います。

チャレンジだけど、彼女はシェーピングが大好きで、クリッカートレーニングを通して馬たちの可能性を見出しつづけています。

今までの道具・装置とプレッシャーを使い望んでいる行動を誘発するのではなく、行動をトレーニングするときはできるだけ馬たちに直に触れる道具を最小限にして、環境をアレンジし、動物たちが望んでいる行動を選択できるような環境の中でトレーニングしています。

 

さぁ、
シェーピング。
ペギーが今まで使っていたトレーニング道具・装置を手放し、新たに彼女のトレーニングに迎え入れたトレーニング方法です。

 


 

ペギーに興味を持ち、彼女の今までのトレーニングをもっと知りたい人や彼女から学びたいと思った人、リンクのページに彼女のウェブサイトとウェブストアのリンクがあります。
彼女のオンラインクラスをジャクソンと取ったことがあったんですが、とっても勉強になりました。
大学で行動分析学を教科書で学んでいるんですが、それらの知識を実際にトレーニングの時に技術に変えて応用することが難しいときがあります。彼女のクラスを取ることで、大学で学んでいることとつながり、技術も磨くことができます。

 


 

最後に…

 

 

今あなたが動物たち・学習者とのトレーニングに用意している道具・装置をもう一回見てみましょう。

 

それらは必要ですか?
望んでいる行動をトレーニングするのに、今使っている道具ではない他の道具・方法はありませんか?

 

 

これらは動物たちに道具を付けてトレーニングする前に考えるいい質問だと思います。

 

読んでくださって、ありがとうございます。
楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。

 

私は、ジャクソンの生活向上という目標と、それを達成できるようなトレーニングのスキルアップ、それらが形になる方法・テクニック・道具を探し続けていきたいです。

 

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あなたはどうですか?

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